ウレタン防水密着工法の手順

こんにちは！大阪府八尾市に事務所を構え、大阪をはじめとした近畿一円でシーリング工事や防水工事を行っている株式会社恩栄工業です。
弊社は防水工事業者として、建物の安全を守る防水工事を通じて地域の発展に貢献できるよう、日々努めております。
国内でもよく行われているウレタン防水工事は、2種類あります。
今回は、そのうちの1つである密着工法の手順についてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

密着工法とは？

密着工法とは、下地に直接ウレタン樹脂を塗って防水層を形成する方法であり、多種多様な場所で防水工事を行うことが可能です。
主に新築工事や面積の狭いバルコニーなどで採用されることが多く、安価で工期が短いという特徴があります。
一方で、ウレタン樹脂を重ね塗りする密着工法は、職人によって仕上がりが違うなどのデメリットもあるので、業者選びは慎重に行うようにしましょう。

下地の洗浄・補修

密着工法では、下地の状態が仕上がりの良し悪しを決めます。
まず、防水工事を行う前に、工事予定の場所を高圧洗浄できれいにしていきます。
そして、ひび割れがないかをチェックしていくのです。
下地の影響を受けやすい密着工法は、下地のひび割れが防水層にもそのままひび割れとなって現れます。
仮に防水層にひび割れが生じてしまうと、そこから水が入り込んでしまう可能性もあるのです。
そのため、下地にひび割れが見つかった場合は、コーキングなどでひび割れの補修を行い、下地を整えていきます。

塗料の塗布

下地が整った後は、下地とウレタン樹脂の接着効果を高めるためにプライマーを塗ります。
プライマーを塗った後は、その上から1度目のウレタン樹脂を塗布します。
なお、密着工法にはメッシュ工法とよばれる工法もあり、この場合は1度目のウレタン樹脂が塗り終わった後に、メッシュシートを敷く工程が必要です。
1度目のウレタン樹脂が乾いたら、2度目のウレタン樹脂を塗っていきます。
最後に紫外線から守るトップコートを塗り、乾くと施工完了です。